先日オリーブオイルのテイスティングの依頼があり、
チュニジアのオリーブオイルをご存知ですか。
チュニジアのオリーブオイルはオーガニックで
とても美味しいという事は聞いてはいたのですが
日本には直接輸入されていなかったので、今まで食したことはありません。
イタリアやスペインのオリーブオイルの原料として使われているので
きっとイタリアのオリーブオイルとして食べた事があるかもしれませんね。
この度チュニジアの農場がオリジナルを生産して
日本のウイルノードジャパン社から直接入ってくるようになったそうです。
ここでオリーブオイルについての知識を少し。
・よいオリーブオイルはフルーツ度と苦味と辛味の均衡が取れていること。
・オリーブオイルの苦味と辛みはポリフェノール類の濃度に比例。
・エクストラヴァージンオリーブオイルと呼ぶには、
酸度が0.8%以下というイタリア政府の規定がある。
・11月に収穫されたものは若い実のため、新鮮で辛味・苦みがあって美味しい。
(味香りは収穫した時期により違います)
・手積みのオリーブは傷つかず品質がいいのですが、
1人1日80〜100kg位しかオリーブを収穫できません。
そして100kgの実からエクストラヴァージンはわずか20%弱。
・保存方法は、太陽の光をさけて、温度のあまり高くないところで。
今回試飲したのは「バージニア」と「ドニア」、
他スタジオにあったオリーブオイルです。
びっくりするくらい味の違いがあるんですね。
バージニアとドニアは青みを含んだフルーティ感、さっぱりしたまろやかさ、
そしてピリリとした辛味があり、バゲットにつけるだけでも美味♪
しかも酸度が0.5%以下で、
3つのオーガニック認証を受けています。素晴らしい♪
酸度が低いという事は体内で酸化しにくいということ。
酸化とは老化なので、なるべく酸化が少ない油を摂取したいですね。